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湯船につかっていますか?

お風呂

毎日の生活に欠かせない「お風呂」

一日の終わりにゆっくりと湯船につかれば、身も心もキレイさっぱり、心身の緊張もほぐれていきます。
身体の汚れを落とすだけならシャワーでも充分のはず。ですが多くの人が「シャワーで済ますより、時間があるなら湯船につかりたい」と口にします。
サウナブームも相まってか、若い方達の中にも「週末スーパー銭湯に行くのが気分転換」という人が少なくありません。中には、「仕事帰りに寄るので、週に3回は銭湯に行っています」という人も。


湯船につかることの効果

湯船につかることの効果は大きく分けて3つ。これらが相まって、“疲労回復” や “リラックス” 、“睡眠改善” などの効果が期待できるのです。

「温熱」
作用効果

湯船に浸かり体が温まると、血管が拡がり酸素や栄養が豊富な血液が全身を巡ります。すると新陳代謝が活発になり、溜まっていた老廃物が流れやすくなります。
また、“リラックス”をつかさどる副交感神経が優位になり、眠りにつきやすくなります。

「水圧」
作用効果

湯船に浸かり身体に水圧がかかることで、マッサージを受けたように全身の血液やリンパの流れが良くなります。
足のむくみの原因となる滞留した血液も水圧で押し戻されるので、ふくらはぎのむくみ解消にも効果的です。

「浮力」
作用効果

湯船に浸かると、浮力により私たちの体重は普段のおよそ1/10(体重70㎏の人は水の中では約7㎏)程度になります。
この浮力のおかげで全身が重力から解放され、関節や筋肉の緊張がゆるみます。

おすすめ入浴法

point1: タイミング

 

疲労回復や快眠のためには、就寝の1~2時間前の入浴がお勧めです。温熱作用により上昇した深部体温が下降していくタイミングで眠りにつくと、良質な睡眠が得られます。

 

point2: 温度

 

リラックス効果が最も高くなるのは、あまり熱さを感じない、少しぬるめの温度(39度前後)で、肩まで浸かる全身浴です。これは半身浴と比べ水圧作用や浮力作用の効果を効率的に得られるから。

ただし、心臓などに疾患のある方は、身体への負担を軽減するため、もう少しぬるめの温度(38℃くらい)で半身浴の方がベターです。

 

point3: 時間

 

全身浴はのぼせやすいので、1回の入浴で湯船に浸かる時間は10分程度にしましょう。疲れがひどく「今日はもう少しゆっくり浸かりたい」という時は、もう少し長めに浸かっても大丈夫ですが、その場合はのぼせに十分に注意してください。入浴時間の目安は、顔や額が汗ばむくらいまで。入浴後は水分補給も忘れないようにしましょう。

 


入浴時の注意点

[!] 血圧の急激な変化に注意

特に冬場は脱衣所と浴室の温度差が大きくなりがちなので、ヒートショックを起こさないように脱衣所を温めておく、事前に浴槽のフタを開け浴室を温めておく、入浴の際はかけ湯(手足からスタートして徐々に心臓に近付ける)など、気を付けましょう。

[!] 食事直後や酒に酔った状態での入浴は止める

飲食直後に入浴すると、本来は消化管に回るはずの血液が体の表面に集まります。その結果、胃腸の血液循環が悪くなり、胃液の分泌、胃腸の運動が止まり、食物の消化吸収が不良となります。入浴は、飲食後30分以上あけてからにしましょう。


カウンセラー

私は年に数回スーパー銭湯の「高濃度人工炭酸泉」にのんびり浸かりリラックスしますが、自宅では近所のドラッグストアで購入した市販の炭酸入浴剤を使用しています。さらに、浴槽内で上を向き後頭部~耳までお湯に浸かると、耳に入ってくるのは水の音と自分の心臓の鼓動だけ。自宅のお風呂で、手軽にマインドフルな時間を味わえます。



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