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TOPICS

人に優しく

自分が主人公

何か新しいことにチャレンジするとき、努力しているその最中、残念ながら望む結果が得られなかった時、あなたは次のような言葉を自分に掛けていませんか?

カウンセリングを行っていると、「自分に厳しく、他人に優しい」人によくお会いします。家族や親友が落ち込んでいたら温かい言葉を掛けるのに、自分に対しては否定的な言葉を呟いてしまうとしたら、あなたも「自分に厳しく、他人に優しい」人かもしれません。


「自分にも他人にも優しく」なるためには

後ろ向き

経験を重ねるにつれ、私たちはこの事実を受け入れ、万能感あふれる自分を手放していきます。この過程はなかなか辛いものです。しかしそこを通過すると、以前とは違った形で自分や周囲に心を配ることができ、多少の浮き沈みがありながらも「自分にも他人にも優しく」いられるようになります。


なぜ「自分に優しく」が難しい?

幼い頃に親や先生から「人には優しく、親切にしましょう」と教わる一方で、道端で転んだ時に「泣かなくて偉いね」「これくらい大したことないよ」と言われてきた私たちは、「他者には敏感に、そして自分の痛みには鈍感に」なることが“好ましい”と無意識に学習しているのかもしれません。そして「努力が実った」という成功体験が、時として「状況が好転しないのは自分の努力がまだ足りないからだ」と自責の念を強めていることもあるように感じます。

つまり、周囲の要請に応えようと真面目に努力し結果を出してきた人たちが、必要以上に自分に厳しくなっているように思うのです。判断軸は常に「自分の外(=周囲の期待や評価、他者との比較)」にあるので、どこまでいっても“満足”に辿り着けず、自分にダメ出しを続け、そして疲弊していきます。


自分を批判してしまう時は…

視点を変えよう

自分が主人公


セルフトークを変化させよう

自分に否定的な言葉を掛けていることに気付いたら、次のような言葉に置き換えてみましょう。


に優しく」

↑この “人” は、まず第一に “あなた自身” だということを忘れないでください。

最近、「セルフコンパッション」という言葉を目にする機会が増えました。セルフコンパッションとは、他人を慈しむように自分を慈しむ、という「自分への思いやり」に近い概念で、これが高まると不安や怒り、抑うつといったネガティブ感情に支配されにくく幸福感が高まり、そして自尊心や自己効力感、レジリエンスも向上するといった効果が認められています。


カウンセラー

私もよく「できなかったこと」や「うまくいかなかったこと」に意識を向けている自分に気付きます。そんな時は、日記に気持ちを書き出したり、大局で考えるようにしたり、誰かに話を聴いてもらったり。。。中でも手っ取り早くて効果があると感じるのが、充分な睡眠です。可能なら、掃除でも散歩でも料理でもよいので何かしら行動し、ゆっくりお風呂に入って、しっかり寝る。すると、自分に向いていた否定的な言葉が「やれる限りのことはやったんだから、大丈夫」という言葉に変化しています。



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